投網祭りに参加するため、僕は初めて屋形船に乗りました。
広々とした屋形船の中でおいしい料理とアツアツのてんぷらを食べながら、投網の漁を間近で見ました。
網打ちさんが船の舳先に立ち、いくつも錘のついた重たそうな網を肩に背負い、タイミングを計って水面に投げ入れる姿がとても格好よく見えました。網が大きな円を描いて水面に落ちるって、すごい腕前なのだろうと思いました。
今井橋から葛西臨海公園まで、何度も場所を変え、何度も網を打つ姿がとても印象的でした。
網を引き上げるタイミング、獲物が入っているかどうか。見ている僕もドキドキで、これがとても楽しかったです。引き上げた網には大きな魚がかかっていて、他のお客さんから沢山の拍手と歓声が上がり、僕も興奮しました。
僕が住んでいる近くの江戸川に、大きな大きなレンギョがいて、お寿司屋さんのネタになるズズキもたくさんいることも驚きでした。
昔から魚を捕って生活していた人たちが今でも大勢いることがわかりました。幾隻もの投網屋形船と、「祭り」にはかかせないナマのお囃子につつまれて、いつもとは違った光景を見ることができました。こどもの日に叔母がプレゼントしてくれた「お江戸投網まつり」でしたが、思い出深い楽しい一日となりました。
<小6/神尾 綾真>
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