▲子どもさんも大勢ご乗船!

▲幼児はやっぱりお菓子です。

▲おはやしがまつり気分を演出!

▲こちらは関係者招待船です。

▲身を乗り出してご観覧!

▲屋形船の隊列は壮観です。

▲巨大なレンギョは招かざる獲物。網がぶち切れちゃうんです。


子どもの日はどピーカンの行楽日和!
魚も捕れました!!

 漁師町江戸川でかつて盛んだった投網漁。その漁を遊漁船で見せたのが『網船(あみぶね)』で、これを今どきの屋形船で再現し、大勢様に魚を捕る様子を見て楽しんでもらおうというのが5月恒例『お江戸投網まつり』です。

 今年で2回目の当イベントは5月5日に行われ、夏日どピーカンの中、募集人員を超えるお客様があり、今井水上ステーション(江戸川区江戸川・今井橋きわ)に設置した受付には、子どもの日ということもあって親子づれが多数詰めかけました。その子どもたちに、そして近所の子どもたちにも、今年もまたお菓子の大袋をプレゼントしました。

 さて、屋形船総数12隻。これが一堂に会すとそれだけで圧巻です。11時の出船と同時に『葛西ばやし』の鳴りものが入り、ステーション前で一斉に網打ちが始まります。たいがいのニッポン人は投網のイメージは知っていますが、見ると聞くとでは大違い? 網はスズキ用のいちばんでっかい投網ですから、大きく広がると12畳はある。その広がりの迫力に『おおーっ!』。投げ手にとっては嬉しい歓声です。そしてあっちの船、こっちの船から拍手の嵐。魚が捕れているわけです。

 昨今、大漁は期待薄ですが、1投で数尾キャッチできる程度は魚がいて、川すじではニゴイ、コイ、また優に5kgを超える巨大レンギョ、河口では江戸前本スズキなど。各船投網の投げ手としては何とか捕って皆さんにお見せしたい。これ、サービス精神から発しているんじゃなくて、DNAに組み込まれた漁師魂というか狩猟本能……。そして誰も彼も適当に投げているわけではないんです。参加いただいたお客様にはおわかりと思いますが、投げ手が操船者に『あっち行け。こっちだ!』と指示していたでしょ。実は潮と水深と魚の気配を読んでいて、いるところに投げるから魚が入る。取材のカメラなんかおかまいなしで投げる。イベントとは申せ、その瞬間は皆々気迫の鬼面漁師と化しており、それが見る側にも伝わってくるから『おおーっ』。魚が入ったら『さっすがーっ』の声。お客様の拍手の手も勝手に動いちゃうんですね。現場で見る漁は迫力が違います。

 江戸川河口のディズニーリゾートきわまで3つのポイントで投網漁をお見せしました。再々拍手をいただきました。魚を目の当たりにした幼児の笑顔が輝いていました。この日の体験が心に焼き付いて、いくばくかのち、『あのとき魚がとれたネ』なんて子どもが言ってた、と聞かされた日には主催者としては随喜の涙です。

 ときに通年、この『投網漁』をお見せする屋形船があります。江戸屋形船事業組合サイトの船宿マップを参照下さいませ。各宿合同の投網まつりはまた来年でございます!

今年のイベント概要  >>>>>04年も同規模でGW期間中に予定しています。
日 時   5月5日(子どもの日)、10時30分集合、11時出船
★3時間の遊覧と投網漁見学 : 全船乗合船=事前一般周知
コ ー ス   今井水上ステーション〜葛西臨海公園、ディズニーリゾートきわ
〜今井水上ステーション
参 加 費   ★得割 : 5,000円 >>>ビール、またはソフトドリンク等1ドリンク付きの天ぷらお食事セット。小学生以下半額。
プレゼント   チビッコ先着150名にお菓子の大袋を配布。
参加状況   募集300名で定数突破。一部お断りするお客様がありました。まことに申しわけありません。以下詳細。

1)投網まつり船
(予約一般参加)
あみ豊丸/30名
網さだ丸/30名
あみ徳丸/30名
あみ弁丸/30名
あみ幸丸/30名
岡田屋丸/30名
あみ貞(てい)丸/30名
あみ武丸/30名
金屋(きんや)丸/30名
あみ元丸/30名

2)漁連・漁協関係者船
あみ達丸/30名


3)報道船・指導船
たかはし丸/30名

★あみ達丸小船
★三浦屋丸小船
=指導船・報道船
 作業船兼務
主 催 :  江戸投網保存会
  
協 賛 :

江戸川遊漁船組合        
江戸屋形船事業組合
東京東部漁業協同組合 


後 援 : 江戸川区