●魚が入ると拍手と歓声!!
お江戸投網祭りは今年で4回目、今回は屋形船14隻(?)が参加しました。祭りは江戸川区長をはじめ来賓の方々の挨拶でスタート。『葛西ばやし』の鳴りものを合図に、11時には今井水上ステーション前(江戸川区江戸川・今井橋きわ)に全船が集結、一斉に網打ちが始まりました。賑やかなお囃子が川面に流れる中、当会のメンバーが日頃鍛えた投網の腕をギャラリーの前で次々と披露。パッと大きく投網が空中高く広がると、それは見事に咲いた大輪の花のような趣で、まさに『江戸の華』。次から次へと網打ちが繰り広げられるさまは勇壮かつダイナミックです。投網の華が広がるごとに、招待船(あみ達:ゴリラ号)と各屋形船のお客様から歓声と拍手が沸き起こりました。
ここ数年来、江戸川の水質が向上したせいか、今井橋周辺は魚影は濃い!? スズキやレンギョが上がっています。魚が投網に入るごとに大きな拍手をいただきました。
●下流のそこここでパフォーマンス!!
さて、今井橋周辺での網打ちが終わると江戸川を下り河口へ。この日川面を渡る風は爽やかそのもの、あっぱれともいえる五月晴れの中、お客様にはゆったりと屋形船での遊覧を楽しんでいただきました。
葛西臨海公園、ディズニーリゾートきわなどのポイントでも投網漁をお見せしました。河口まで下るとさらに魚影は濃く、江戸前の本スズキ、ニゴイ、レンギョなどの大型魚が網にかかり、ここではお客様には投網のパフォーマンスをじっくり堪能していただきました。この頃になるとちょうどお昼どき。各屋形船では、お客様にお刺身と揚げ立ての天ぷらで舌鼓を打っていただきました。
大きな魚が投網にあがるごとにちびっ子からは「わーっ」という大歓声。その輝いた笑顔がとても印象的でした。お祭りに参加してくれたお子様には、当会から子供の日を記念して特製お菓子袋をプレゼント。大変喜こんでいただけたことを報告させていただきます。
●特別ゲストに浦安の投網保存会
なお、今回特別ゲストとして、<浦安細川流投網保存会>のメンバー6名の方々にも参加していただきました。肥後藩(熊本県)から来た通称「細川の政」を流祖とする細川流投網を未来に継承していこうと志を同じくするもの同士、交流する機会にめぐまれましたことは大変意義のあることでしょう。ここに浦安細川流投網保存会の皆様に謝辞を申しあげたいと思います。ありがとうございました。
みなさん! 来年もお江戸投網祭りでお会いしましょう。
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